たれながし

大学生(19歳・男)の頭の中がventig。

コンテンツを消費するだけの人間でいたい。

 

俺はコンテンツが好きだ。どれくらい好きかっていうと、1ヶ月ずっと映画を見続けて家に引きこもれるくらいである。人と遊ぶのがそんなに好きじゃないので、コンテンツを楽しむだけの生活をやめて外に出たいとも思わない。しかも、映画だけじゃなくてドラマ・アニメ・Youtube・漫画・web小説・読書・ゲームなど多様なコンテンツを好きなので、飽きることなくいつまでも楽しむことができてしまう。

 

しかし、そんな生活ばっか続けてるわけにはいかないとも思う。普通の会社員になりたくないと思っているので、早く何か「生産」できるようにならないとまずいよなって思うし、親にもこんな生活してちゃダメだと急かされる。自給自足で生きていくわけじゃないんだから、誰かが作ったものを「消費」していく代わりに、別のものを「生産」していかないとまずい。

 

でも、そううまくいかない。世の中には、何十年もキャリアを積んだ人たちが長い時間をかけて生みだした様々な「コンテンツ」がある。それらの誘惑を逃れて、自分が何かを生み出すための作業に従事するには精神をうまくコントロールしないといけない。俺の場合、何かやらないといけないと思いつつ、映画やYoutubeに流されてしまうことが多かった。

 

すると、俺は「生産」には向いてないんじゃないか、とも思い始めた。きっと「働くって楽しい*1」と主張するホリエモンとかは、もともと「生産」が好きな人間なんだろうと。どうにか「消費」だけで生計を立てる方法を考えてみたりもした。

 

しかし、そんな俺も、このブログを書き始めてからなにかを作り出す楽しさを知ることができた。記事にできそうなアイデアを選び、そのアイデアを頭の中で練る。いざ書き始めると、違うアイデアが浮かんで思わぬ方向に話が進んだりする。話の進め方で悩んでいる時にいいアイデアを閃いたりすると、とっても気持ちいいし、「悪は強い」を7時間かけて書き上げた時には、ちょっとした達成感があった。そして6ブックマーク&記事に対するコメントを貰えると、次の記事を書くモチベーションになった。なにかを「生産」することが持つ様々な面白さを味わうことができたのだ。

 

今思い出せば、小学校の俺は厚紙で作った迷路を学校に持って行き、友達に遊んでもらっては、褒められて喜んでいた。チェスもどきや、モノポリーゲームもどきを考案していた気もする。実はとってもクリエイティヴだったのかもしれない。でも、成長した俺はそうした面白さを忘れ、消費するだけの人間になっていた。

 

だから、これからは何かを作り出す楽しさを再び見つけていくとともに、「消費」するだけの生活から何かを「生産」する生活に変えていき、うまく生産体質の人間になっていきたい。 

 

*1:ホリエモンドットコムトップページのサイト名の下の文より